インドのバンガロールに行ってきます


画像: AJITORA さまより引用

今後ジョブチェンジをするにあたって何をするか決める旅もあと2ヶ月と迫ってきました。
前半はだいぶお仕事をしてしまい、海外にいる意味があまり無かったな…と少し後悔していますが、概ね絞れてきたのでまぁいっかということで、残り2ヶ月動いていきます。

ということで、2/1から1週間くらいインドのバンガロールに行ってきます。

なんでバンガロール?

まずインド自体が世界的に見てもトップクラスの経済成長率を誇り、世界中から投資を受ける魅力的な市場です。常に数十年先を見据える起業家であるソフトバンクの孫さんもインドに対して1兆円レベルで投資する予定とのことです。

そんなインドの中でもバンガロールは「アジアのシリコンバレー」と言われるほどIT産業の中心地となっていて、インテルやグーグルなどの有名な企業の研究所や起業家が多く集まっていると聞きます。前職含めコンピュータ関連のお仕事に携わってきた私にとっては魅力的な土地です。

それに、最近はオーガニック(農薬を使わない)農業に興味を持ってアジア各国の事情を調べているんですが、

有機農産物国際競争力センター(ICCOA)によれば、インドのオーガニック市場は、バンガロール、ムンバイ、デリー、チェンナイなど都市部を中心に拡大している。2013 年時点での市場規模は 250 億ルピー(輸出額含む)を超え、年率 20%の勢いで成長している。このうち、バンガロールが占めるシェアは約 5%とインド最大である。

via:
TeamINA: バンガロール、急ピッチで広がるオーガニック文化

という記事や、

投資額は3百万ドルから1千万ドル程度までの範囲で、資金調達時の企業の売上高は5百万ドルから1千万ドルの企業にわたる。このように、オーガニックフードを扱うスタートアップやアーリーステージのベンチャー企業に対するベンチャーキャピタルの投資が盛んである。

via AGRI IN ASIA: インド農業の次なる大きな投資先、オーガニックフード

という記事、さらに

特に、バンガロールはオンライングローサリーのキーマーケットとして、牽引していくと予測されていてムンバイとデリーは追随すると言われています。

via
インドのオーガニック市場がアツイ

という記事を見るにつけ、これは行ってみる価値は十二分にあると判断し行ってみようかなと思いました。

バンガロールってどんなところ?

グーグル先生

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場所

via googlemap

地理&気候

バンガロールは南インドの南西、カルナータカ州に位置し、デカン高原の一部をなすマイソール高原の中心部に位置する。海抜の平均は920m、北緯12度58分、東経77度34分に位置する。安定した地殻の上にあるため、地震はほとんどない。

かなり標高が高いので涼しそうですが実際はどうなんでしょう。地震が無いのは日本に比べて、また自然を相手にする産業にとってはプラスポイントですね。

バンガロールは、雨季と乾季がはっきりしているサバナ気候(ケッペンの気候区分 Aw)である。バンガロールは高い標高にあるため、時折、夏に不快な熱波が発生するが、通常、一年を通してより穏やかな気候を満喫することができる[5]。 最も寒い月は平均最低気温が15.4 °Cの12月で、最も暑い月は平均最高気温が32.8 °Cの4月である[6]。 これまでにバンガロールが記録した最高気温は38.9 °C(1931年3月)で、最低気温は7.8 °C(1884年1月)である[7][8]。 冬の気温はほとんど12 °C以下に下がらない。夏の気温はほとんど34–35 °C以上は超えない。バンガロールでは北東と南西モンスーンの両方の影響で降水を観測する。そのため最も降水量の多い月は9月と、10月、8月である[6]。夏の暑さは、かなり頻繁に降る雷雨によって緩和される。雷雨は時折停電や局地的な洪水を引き起こすこともある。24時間降水量の最高は1997年10月1日に記録した179 mmである[9]。

とりあえず、2月はまだそこまで暑くなく、雨も降らないようなので過ごしやすそうです。

via wikipedia

インドのオーガニック作物認定制度

インドはオーガニック作物に関して国家レベルの認定制度を持っているようです。というのも、企業が諸外国に輸出する際、オーガニックとして売り出すにはUSDA(米国農務省)、EU、Control Union(認証検査機関)、OU Kosher(ユダヤ系の検査機関)といった機関の認可を受ける必要があります。それらの機関をパスするため、インド側で一定の基準を設定しているようです。

via http://agrinasia.com/archives/381

インドのオーガニック作物の統計データ

source: National Centre of Organic Farming Department of Agriculture and Cooperation Ministry of Agriculture Government of India 2010-11 & 2011-12

認定をうけた州別農地面積

  1. マディヤ・プラデーシュ州: 約290万ヘクタール
  2. ヒマーチャル・プラデーシュ州: 約63万ヘクタール
  3. ラージャスターン州: 約22万ヘクタール

バンガロールが属するカルナータカ州は約9万ヘクタールで、マディヤ・プラデーシュ州の約1/32倍。全然少ないですね。2,3位はインド上部国境沿いに近いところにあります、どちらもヒマラヤに近く標高の高い土地です。今は消費地からはやや離れた場所から農作物がきているかもしれませんが、カルナータカ州政府の農地拡大政策もあるようなので、今後は近郊の農地が増えそうですね。

※ 2010-11年のデータ。国による認定を受けて現在耕作されている土地、耕作途中の土地、認定を受けている途中のもの、てつかずの土地を含めた面積。

認定作物生産高ランキング(その他を除く)

  1. 薬草やハーブ類: 約180万トン
  2. 綿花: 55万トン
  3. Old Seeds(植物性油?): 約36万トン

※ 2010-11年のデータ

1位は綿花だと思ったら、薬草やハーブでした。綿花は食べ物ではないので輸出用として認可を受ける必要はないということでしょうか。

オーガニック農業体験できるところ

今いいなと思っているところは、GreenPathというバンガロール近郊にあるファーム。日本で言う6次産業みたいな展開をしていて、直営店をバンガロール中心街に持ちつつホテルも経営しており、そこでとれたての野菜を使った料理を食べられるようです。またオンラインストアも持っていたり、国のオーガニック認可もとっているかなり先進的な農家のようです。

その他のオーガニック農業体験ができる場所はWWoof Indiaから探せます。
ただし、WWoofは国別に分かれていて、それぞれの国で一定金額を支払わなければいけません。GreenPathに限っていえば、WWoof経由か直接メッセージを出してくれればボランティアできると書いてあったので、後者でトライしているところです。

それから、以下のサイトではインド各地で農業体験ができる場所を紹介しています。

https://lbb.in/bangalore/farm-stays-in-india/

農業やオーガニック食品、食に関するスタートアップ

とりあえず調べた分だけ幾つかリストアップします。

EC系

http://shop.lumiere.co.in/

http://www.isayorganic.com/demo/index.php/

http://www.joybynature.com/

http://ekgaon.com/ekg/index.php

http://organicshop.in/

上記すべてオーガニック食品を販売するECストア。どれも同じに見える…。乱立状態(1件だけurlにDemoって入ってて怪しい…)。ちなみにリアル店舗を持つ所もあります。

参考:
Exclusive: Organic farming venture Lumiere raises Series A funding

インド農業の次なる大きな投資先、オーガニックフード

その他

InBento
日本人が立ち上げたオーガニック素材を使った日本食ブランド。日本食 x オーガニックということで受けがよさそうですね。

ZOMATO
こちらは、かの有名なVCセコイヤキャピタルが出資しているそう。日本で言う食べログとかRettyの位置にあるレストランのレーティングサービスです。既に複数の国で展開しているそう。

BIRA91
こちらもセコイヤキャピタルが出資するビールのスタートアップ。サイトいくとわかるんですが、めっちゃ洒落ています。既にインド国内の主要都市で展開しているそうです。

あと、バンガロールのオーガニック系店舗はココにまとまっているので、いずれかにいってみようかと。
Organic Food Stores in Bangalore

参考: http://pebble.blog.jp/

インドでオーガニック農業を始める社会的意義

貧困層を減らせる可能性がある

開発途上国においては、常に貧富の差が大きく、貧しい人々は農家をして自給したり、業者に売り(安く買い叩かれながら)生計を立てている場合が多いです。例えばそういう農家とパートナーシップを結んで技術や販売ルートなどを提供し、作物を引き取って海外に輸出といったビジネスモデルであれば、貧困層の人間を減らすことができるかもしれません。綿花農家なんかはひどくて、

同国第2の州であるマハラシュトラ州では1日平均約12人の農民が自殺し、その数は増加している。世界の供給が過剰となったため綿花価格は下落し、インドでは地方の貧困が深刻化している。

via bloomberg.co.jp: 農民の自殺、インドで増加-綿花価格下落で地方の貧困深刻化

とのこと。こういった不幸をできるだけ減らせるといいですよね。

増加しつづける人口に対しての食糧需給

インドは言わずもがな世界第一の人口増加率を誇ります。2022年までには14億人に達し中国を抜き、さらに2030年には15億人に達すると国連が予想しているそうです。
via CNN: インド人口、22年までに中国に並ぶ その後最多に 国連予測

また世界的に見ても、今後数十年で起こる人口増加や温暖化などによる食料危機の可能性も大いにあります。

まとめ

ということで、インドでオーガニック農業のビジネスを始めるという選択は、社会的にも意義があり、市場としても大きく発展していきそうなので、良いのではないでしょうか。あとは実際にいってみて、どうなんだろうっていうのを見れるといいなと思います。

訪問予定の場所など

実際にいけるかどうかわからないですが…とりあえず。

InBentoさん

日本人経営者ということで、同じ日本人としてインドでのビジネスのリアルな部分をお伺いできそうだなと思っております。

GreenPath

こちらは、”農業体験できるところ” で挙げた多角化経営をしている農家さん。実際に1週間くらい滞在してノウハウを見てみようと思っています。

あとは、時間的に余裕があれば、

http://shop.lumiere.co.in/

こちらのショップのオフライン店舗を訪れてみたいです。