インドでオーガニック事業を展開!The Green Pathの農園見学ツアー


インドのバンガロールでオーガニック野菜を展開している「The Green Path」。インド人オーナーのJayaramさんが経営していて、オーガニック野菜の栽培から店舗&EC販売、カフェやエコホテルまで幅広く展開しています。

バンガロールにある店舗「The Green Path Organic State」に行ってみると、日本人スタッフさんの計らいで、農園ツアーに参加できることになりました。しかも同行してもらえることに!翌日には日帰りツアーに出発です。

オーガニック農園へ出発

農場のあるチクマラナハリまでは、バンガロール市内からバスとオートリキシャを乗り継いで約2時間ほど。朝9時に集合し、The Green Path店舗前にあるバス停から農場に向けて出発です。

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258番のバスに揺られること1時間、ネラマンガラ(Nelamangala )のバスステーションに到着です。バスは揺れますが、思ったより快適で途中ウトウト眠ってしまいました。

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オーガニック農園に到着

バスステーションからオートリキシャに乗り換え、さらに30分ほど進んだ場所にThe Green Pathの農場があります。農場までは舗装されていない細い道を進むので、かなり揺れてスリリングでした。

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ゲートをくぐると、想像していた”畑”ではなく林が広がってしました。

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さらに進むとエントランスの建物が見えてきます。農場の支配人の方に挨拶を済ませると、突然歓迎のセレモニーが始まりました。インドのおまじないのようなものらしく、おでこに香油?を塗り、ブーゲンビリアの花びらでフラワーシャワーをしてくれました。

びっくりして写真を取れなかったのですが、セレモニーはこんな感じ。実は私達が訪問した日は、インドの財団ご一行も農園に来ていて、農園の責任者さんが直接農園を案内することになっていたようです。このセレモニーも、もしかしたらちょっと特別なのかもしれません。

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セレモニーのあとは、ウェルカドリンクのレモンウォーターをいただきました。さっぱりとした甘さが、とても美味しかったです。

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農園に来ていたインドの財団ご一行は、財団のアニバーサリーで農園を訪ねてきたそう。アニバーサリーケーキも、ちゃっかりいただいちゃいました。皆さんとても親切でいろいろ話かけてくれましたよ。

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財団のみなさんと一緒に農園巡りに出発です。農園内は、畑が広がっているというより雑木林が広がっている感じでした。ヤシの木やカカオの木、フルーツの木が境目なく植えられています。

これはカカオの木。中の実を生で食べてみたのですが、ほのかにチョコの味を感じるくらいで、渋さが引き立っていました。

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カカオの実を自然乾燥すると、このようになります。

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さらに実の薄皮を向くと、お馴染みのカカオの実がでてきました。香りは完全にチョコレートです。食べてみると、これまたほのかにチョコレートの味がするものの渋くて苦い。。カカオ100%のチョコレートがむかし流行りましたが、そのときに食べた大人の味そのものでした。

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これはインドでよく食べられるフルーツ。名前は・・・忘れちゃいました。

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この農場では人口池や湧き水といった水をうまく利用していて、他の農場ほど水には困らないそうです。農場には点滴灌漑で使う細いパイプが張り巡らされていました。ただコレも故障している部分があるそうで、人の手で水を撒いているそうです。今は2家族が住み込みで働いていますが、本来は5家族ほどが必要な広さなのだそうです。インドの農家さんは、よくジョブホッピングしたり故郷の田舎に帰ってしまうそうで、慢性的に人不足で悩まされているそうです。

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こちらは、コンポスト(堆肥)。飼っている牛の糞や残飯、藁などを混ぜて作っているそうです。そのほかにもインドのバター「ギー」を入れたりするそうです。出来上がるまでは3ヶ月ほどかかります。

農園では、このコンポストを使ってオーガニック栽培をしているとのことです。オーガニック栽培というと害虫対策が気になりますが、ここではあまり害虫で困ったことはないとのことでした。

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さらに農園を進むと、このような砂の塊をよくみかけます。実はこれ、アリ塚なんです。私の身長(約150cm)よりも高いアリ塚がたくさんあって、生き物の不思議を目の当たりにしました。

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こちらは農園内にあるコテージ。土壁で作られていて、まだ完成したばかりとのことです。もう少し整備したら、宿泊施設としても提供する予定とのことでした。

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中は広々とした1ルームになっていて、既に簡易ベットも置かれています。ツアーに同行してもらった日本人スタッフさんは一度宿泊したことがあるそうですが、虫や冬の寒さにかなり苦労したそうです。

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また農場内を進むと、ネットに囲われた畑があるエリアにやってきました。ここではナスやインゲン豆、トマトなどを栽培しているそうです。

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ネットの上から麻紐を吊るして、蔦を這わせていました。

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落ちていた小さなナス。インドのナスは丸ナスがメジャーのようです。

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日本の場合、畝(凸)の部分に種を植えますが、インドでは溝(凹)の部分に種を植えます。おそらく水を少しでも効率的に使うために、このような植え方をしているのだろうとのことでした。種まきの時には、溝に水を貯めて土を柔らかくした後に種を撒くそうです。発芽率が悪い植物もあり、最近では苗まで育てて植えているそうです。

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こちらはインドのお豆。カレーによく使われるそうです。土はだいぶ乾いていましたが、元気に育っていました。

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こちらは農園の奥にある人工池。この池からポンプを使って水を汲み上げるそうです。この池があるからこそ、農場が水問題で困ることはあまりないとのことでした。それでもここ数年のバンガロールの気候は不安定で、雨季なのに全く雨がふらなかった年もあったそうです。

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日中は農場内に牛が放牧されています。バンガロールの町中で見かけた牛と比べると、どの牛もいい肉つきをしていて元気に鳴いていました。

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ランチタイム

農園を1時間ほど散策したあとは、ランチタイム。メインは丸ナスのカレーでした。辛さ控えめでとっても美味しかったです。

食事はビュッフェ形式だったのですが、さすがはインド人。財団の若い女性の方も、何度もおかわりしていました。インド人の食欲はすさまじいそうで4年もインドで暮らせば、胃袋が大きくなるそうです。

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食事のあとは、ゲーム大会が始まりました。一緒にやらないかと誘われたのですが、テンションについていけず見学に回ります。ジェスチャーゲームのようなものを、楽しそうにやっていました。これが、みんなが司会者につっこみ入れすぎて、なかなか説明が進行しないんです(笑)。おしゃべりが大好きな、インド人の性格を垣間見た気がします。

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記念撮影は、今回一緒に農園をめぐった財団の皆さんと一緒に。飛び入り参加で同行することになったのに、親切にしてくれてありがとうございました!

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農園から戻ると・・

農園からバンガロール市内に戻り、店舗「The Green Path Organic State」に向かうとなんとオーナーのJayaramさんがいらっしゃいました!実は前日にもチラッとお会いしたのですが、ご挨拶した程度でお話はできなかったんです。Jayaramさんは、オーガニックの先駆者としてかなり有名な方で、インドではカリスマ的な存在。ラッキーなことに10分ほどお話しさせてもらいました。

インドのニュースでもJayaramさんがフィーチャーされています。

Jayaramさんは、オーガニック農園を営む実業家でもありますが、一方で思想家としても側面もある方でした。「農業」や「ビジネス」といった感覚よりも、人がどう生きるかといった考え方を重視して活動をしているようです。

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Jayaramさんと一緒に記念撮影。The Green Pathでは、自然のままに野菜や果物を育てているのが印象的でした。インドではオーガニックという言葉がまだまだ認知されていない中で、その取り組みをしているThe Green Pathはまさに先駆者的存在。農薬を過剰に使っていると言われているインドの農業に一石を投じる存在だと思います。

The Green Path – Sukrishi Farm

Web/ http://www.thegreenpath.in/
Adress/ Chikmaranahalli, Karnataka 562123、India [MAP]